世界史を学び直したい人におすすめの本!
世界史を通ってきた人が必ず覚えていることの一つ。
ローマ教皇ボニファティウス8世の憤死。
これを初めて聞いたとき、憤死ってなんだ?ってなるはず。
ふん‐し【憤死】
[名](スル)
1 激しい怒りのうちに死ぬこと。
「―するかと想うばかりの険相で」〈紅葉・二人女房〉
2 野球で、ランナーが惜しいところでアウトになること。「本塁突入むなしく 憤死 する」
言っとくけど2の意味じゃない。たぶんボニファティウスは、野球知らない。
当時の俺は、憤死って言葉のインパクトにやられた。
高校生でこれを習ったときの当時のおれはあほだった。
「憤死ってwww うおぉぉぉぉ!!!!ってなったんかwww」
って感じで、世界史くっそ面白いやん!ってなった。
めっちゃ不謹慎だけど、頭の中はそんな感じだった。
※画力に触れるな。アウトプットの不具合だ。
それからというもの、授業も聞かず図説ばかり見てたのがいい思い出だ。
まさか大学で歴史を専攻するまで好きになるとは思ってなかった。
高校生活を振り返ると、歴史が苦手な人だらけだった記憶がある。
でも、これがすごく不思議だ。
だって、昼休みとかテスト前とかで、
マルクス・アウレリウス・アントニヌスで、あんなに盛り上がったじゃん。
早口言葉もやったし。
田中マルクス闘莉王みたいってなったじゃん。
ノグチピントエリキソンみたいってなったじゃん。
なんでテストで間違えちゃうの…?
って思うのよ。
まあでも、理由はわかる。
正直、学校の授業って年号覚えろとかつまらないことばかり教えるでしょ?
歴史の面白さって、その経緯とか色々な側面から見た時の見え方の違いとかだから。
断片的に出来事を並べても頭の中で繋がらないでしょ?
似たような名前がいっぱいで、覚えられないでしょ?
(ブログの流れ上そう言わされています。先生どうかお許しを。)
そんなんじゃ、興味湧くものも湧かないってもんよ。
でもさ、現代にも関係している部分ってすごく多いわけだし、宗教や戦争って現代人からも切り離せないわけでしょ。
美術館行っても、歴史を知っていると知らないで楽しさが全然違うのよ?
そんなこんなで、世界史を学び直したいとか思ってくるわけ。
だから、ここでは【世界史を学び直したい人におすすめな本】を紹介していきたい。
【世界史を学び直したい人におすすめな本】
『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』
年号が書かれていない新感覚の世界史の本。これ人気。
細かく章がわかれているので要点が掴みやすい。これだけで受験対策が完璧かと言われると難しいが、大きく歴史の流れを知りたい人にとっては効果的だ。読みやすく手軽さもあるため、人気な理由も納得。世界史を学び直したい、世界史の流れを知りたい人にはおすすめ。人物編などシリーズ化されているので、気に入った人はそちらも読んでみるといい。
『経済・戦争・宗教から見る教養の世界史』
経済・戦争・宗教の3つの観点からまとめられている。本の書き方は、教科書に図説を混ぜた感じ。写真や絵も挿入されているので読みやすさはある。ただ、出来事に対しての経緯があまり書かれていないので、ざっくりと学び直したい人に向けの本だと思う。これを読んで詳細が知りたくなった出来事をテーマ史の本で掘り下げるのもかもしれない。
『ビジュアルマップ大図鑑世界史』
地図がメインであるため、頭に入りやすいし、イメージが湧きやすい。値段がお手頃ではないため、図書館で借りたりするもの一つの手だ。でも、これを小さい時から読んでいたら、世界史を好きになる気がする。時間が空いた時になんとなく開いてしまう本。
俺が色々言うより下の動画見てもらえば、どんな感じかわかるよ。
『世界史リブレット』
学び直す本として紹介していいかわからないが、好きなので載せる。シリーズがたくさんあり、テーマごとに冊子がわかれている『世界史リブレット』。正直読んだことがあるシリーズの方が少ないのは内緒だが、教科書では知ることができないところまで知ることができる。小さくて薄いので持ち運びも楽なので、通勤・通学時にも読みやすい。卒論のテーマ探しやレポートを書くのにも使える。
『詳説 世界史研究』
何を隠そうこの本の強みは、圧倒的文章量。量が多いだけあって、深くまで学ぶことができるが、全部読むのは大変だ。受験勉強でも難関大学でなければここまでいらないだろってくらい書かれてある。学び直したいレベルにもよるが、軽く学び直したい人にはおすすめできない。内容や値段から見てお手頃ではないが、しっかり勉強したいという方はどうぞ。
【まとめ】
こんな感じで紹介してきたけども、気になった本見つかりましたー?
ここで紹介したのは、ほんの一部。世界史も日本史も色々な本が出てるし、漫画なんかも多い。歴史は、思っている以上に学びやすい学問だと思う。
海外旅行へ行く人は、その国の歴史を少しくらい頭に入れてから、旅する方が面白いし、これまでと違う見方ができると思うので、ぜひ色々な歴史の本を読んでほしい。
今回の紹介で、少しでも多くの人に世界史に触れてもらえることを祈る。