夏が終わる、聞きたい曲を書き残す

9月になり、夏が去っていくのを感じつつあるこの頃。

蝉の声も少なくなった。これからどんどん日が短くなっていくだろう。

この季節の変わり目の時期が一番好きかもしれない。

少しでも長く感じたくて、帰り道は遠回りをしてしまった。

子供の頃は、楽しかった夏休みの思い出を振り返っている頃だ。夏休みはただの休みとは違って、特別なうきうき感があって、全てが自由になった気持ちを味わえた。今思えば、本当に輝いている時間だったんだと思う。大人になって、責任もなくただ目の前のことだけ考えている楽しい時間がもう二度と戻ってこないことを知った。世間体やら忖度やら、くだらないことに神経を擦り減らすような毎日。よくわからないうちに、時間が過ぎていくのにも慣れた。でも、その毎日を選んだのは自分だ。そこから抜け出すことができるのに、それに気づかないふりをしている。そんな自分に何ができるだろう。

ふと、夏が終わりに合いそうな曲が聴きたくなった。

来年の自分は、同じ曲を聴きたくなるのだろうか。

この日の感情を覚えているだろうか。思い出せるように聞きたい曲を残しておく。

 

若者のすべてフジファブリック

1999年、夏、沖縄/Mr.Children

流れ星/スピッツ

夏の幻/GARNET CROW

変わらないもの/奥華子

夏の日、残像/ASIAN KUNG-FU GENERATION

歩いて帰ろう/斉藤和義

 

一年経っても、このことを思い出せるといいな。